住宅木材の不燃材 しみ出し防ぐ塗料
大阪塗料が開発
木工塗料製造の大阪塗料工業(大阪市、津田雄二社長)は不燃木材から不燃処理剤が流出するのを抑える塗料を開発した。塗料に含まれる樹脂が不燃処理剤をとじ込め、木材表面にしみ出てくるのを防ぎ、見栄えを保つ。防火地域に指定されている場所では住宅建築の際に木材の使用が制限されており、認定を受けた不燃木材の使用が不可欠。同社は新製品の塗料の使用で、住宅での木材使用の増加を見込む。
製品名は「NTXウルトラック木匠(たくみ)不燃」。原材料のウレタン系樹脂が木材内部に染み込んでいる不燃処理剤を抑え込み、木材の見栄えと不燃材としての機能を保つ。これまでは空気中の湿度などで木材から不燃処理剤がしみ出て表面が白っぽくなり見栄えが悪くなるのが欠点で、構造材などでの採用が進まなかったという。
建築基準法の防火地域や準防火地域に指定されている場所では木造住宅の建設が制限され国土交通省の不燃認定を取得したものでしか木材の使用ができない。新製品は不燃木材製造の電弘(長野市、塚田冨美男社長)が不燃材を大阪塗料に提供し、両者で挙動開発を進めてきた。三月上旬にも発売、価格は4Lのもので19,000円程度。初年度6000万円の売上を目指す。 |